木村ぶつぶつブログ

山形さがえの仏壇屋が日々感じたことをブツブツと語ります

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責任と幸福と自己満足と。

只今、平成23年4月15日(金)13:10
震災より34日

 先日のブログの続き【大石田町漫遊記】につきましては
寒河江市商工会青年部がお送り致します
君と私とサガエと部LOG
にてお送りさせて頂きますので宜しくお願い致します

 本日の木村ぶつぶつブログは私の幸せ話一本で。
第三子、女の子を授かる事が出来ました。

4月14日早朝、愛妻からの電話があった
「夜中から陣痛に似た痛みがきた。30分から変わらない」との事
「医者には?」と聞く私に「前駆陣痛ってのかも知れない」と。
前駆陣痛は陣痛前の陣痛練習みたいなモノらしく場合によっては
数週間も前駆陣痛になる方もいらっしゃるとか…出産予定日は23日。
バタバタと妻の元へ向かっても生まれるかどうか分からないとの
話なので『様子をみましょう』と言う事で話はまとまった。
思えばこの時に行動するべきだったのかも知れない。

私には長女と長男がいる。どちらも運良く出産に立ち会う事が出来た
妻は岩手県の出身で二児とも岩手県で出産しているので本当に
運が良かったと感じる。二人が生まれてきてくれた時には
強く激しく大きな感動と責任感と不安と喜びと感謝と奮起とが
交じり合った言い表し様のない感情が湧き出てきた。
妻も実母より私に立ち会ってもらう事を強く望んだし、今回も
立ち会って欲しいと考えていた様だ。私もそれを強く望んだ。

同日、夕方4時 妻の容態が気になり妻へ電話…ナカナカ出ない。
電話が繋がると見知らぬ女性の声で「ちょっと待ってね」と言われ
心配になりながらも待つこと30秒。少し具合悪そうな妻と話す。
「お医者さんに様子が見たいからと言われ検診を受けたら既に
子宮口が開き始めていると言われた。今から産むね。」って…
「えええぇぇぇぇっっっっ!!!?」となる私。マジで…?
直ぐ向かう準備を始めるも心に引っ掛かることがあるのに気付く。

仕事だ

昨年11月にある御寺院様よりお声掛け頂いたお仕事で
当社の様な小さな会社にはナカナカ頂けない仕事。
金額よりもその仕事をさせて頂く実績と誇りが重要だと
感じて、必死に方々訪ね歩き調べて勉強して形を成し
大手のライバルから見積を勝ち取ることができた仕事。
私としては「初めて一から創り出した」仕事でもある
不安や恐怖は勿論ある。けれど自信も同じ様にある
御住職様から総代会での説明を求められていた。
総代の方々の中には「本当に木村で大丈夫か?」との声も。
心配されるのは『当然』だと思う。お金を預かる身だから。
でも、自分なら相手が安心できる様に説明させて頂ける。
その為に長い時間を掛けて調べて勉強してきたのだから
でもそれは自分の口と気持ちでしか出来ないことだ。
その仕事が夕方6時からあった。本気で悩んだ。

結果、出産には立ち会えなかった。

夕方5時前に義母から電話があり
「生まれたよ。女の子だよ。可愛い子だよ。」
嬉しかった。唖然とした。少し自分が嫌いになった。

仕事を優先させたのだ。我が子の誕生よりも。
片道車で高速を飛ばしても【2時間半】は掛かる
夕方4時に動き出しても間に合いはしなかった。
でも違う。行くことをしなかったのだから。
上の二人の子に感じた『感情の坩堝』を味わう事もなく
代わりに別の複雑な感情が自分の胸の中を埋め尽くす
仕事を終え、直ぐに妻に電話を掛けた
「ごめんな。ありがとう。ご苦労様」
それからはずっと「ごめんな。ありがとう。」

不安の中一人で妻に出産を決意させた夫として
今のこの世に『生』を授かった我が子の誕生を
見届けてあげられなかった不甲斐ない父として
後ろめたい気持ちがあったからだと思う
命を賭して産んでくれた妻の頭も撫でられず
我が子を抱いてハシャグ事が出来ないのも。きっと。

私は自営業の息子だ。父も母も仕事をしていて
沢山遊んでもらう事はナカナカ難しかった
今となっては寂しかったとかあまり思わないが
小さい頃にそんな想いをしたからこそ
出来る限り一緒にいたいと考える様になったんだろう
普段から青年部やら何やらで家にいない事は
日常茶飯事だから偉そうには言えないけれど。
それでも、家族の人生の節目にだけは何とか
一緒にいたいと思っていたし実際いれない事は
今まではなかった。出産なら尚更一緒が良かった。

意外に落ち込んだ。

そんな私に妻が言った一言。
「どうせ気にしてるんでしょ?私達は大丈夫。」
馬鹿みたく気が軽くなった。本当に馬鹿みたく。
見透かされているんだ。私の不甲斐なさも。
くよくよする性格も。私なりの頑張りも。
甘えて『借りて』おく事にしよう。
妻にも生まれて直ぐの我が子にすらも。

今、この時この場所に『この世の生』を授かった君へ

「君が生まれてくる最初の姿を見てあげられなくてごめん。
 お父さん、君より仕事をとってしまったんだ。ごめん。
 上のお姉ちゃんとお兄ちゃんのは見てあげらたんだけど
 君だけ見ない様にしてしまったんだ。ホントにごめんね。
 お母さんが今まで以上に強くなったからお父さんはきっと
 君の味方をしても負けてしまうかも知れない。それもごめん。
 今、君が生まれたこの日本はすごく大変な事になってるんだ
 君達に明るい未来が待っているか、お父さん達にもよく
 分からないのに君をこの世に生まれ出でさせた事を
 本当に良かったのかどうか少し不安でもあるんだ。でもね
 君を産んでくれたお母さんには感謝してほしいと思ってる。
 ホントに必死に命を賭して頑張って頑張って痛いのを堪えて
 君に『人生』というプレゼントをあげた人だから
 お姉ちゃんも君が生まれてくる事を本当に楽しみにしてたんだよ。
 お兄ちゃんはまだ小さいからよく分からないナリに
 お母さんを取られるとか思ってたかも知れないけど。
 君への『借り』は生涯掛けて返していくね。君やお母さんや
 君の兄弟を必死に命懸けで守ることで。約束する。
 でも今の君にこんな事を話しても上手く理解できないだろうから
 君がもう少し大きくなってお父さんの話を聞ける様になったら
 もう一度きちんと謝るね。見てあげられなくてごめんって。
 その時はきっとお父さんも仕事をする事で君達を守っているんだ
 っていう伝家の宝刀を抜くと思うけど。
 生まれてきてくれて本当に本当にありがとう。これからもよろしく」

この気持ちだけは一片も忘れたくないってお話。
守っている様で守られているってお話。

【本日の予定】
創地・創営委員会の顔合わせダブルヘッダー
岩手に行かないの?って質問へ

『私の妻は良い女です』

「やること全部やってから来なさい」だって。
 気になる事なくして全力で喜べる様に…


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  1. 2011/04/15(金) 14:50:54|
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プロフィール

木村ぶつだん

Author:木村ぶつだん
○きむらようすけ と申します。
○山形県寒河江(さがえ)市にある創業より93年目になる木村ぶつだん四代目(予定)です。※山形県寒河江市本町(駅前通り)
○大好きな寒河江のことや大切な家族のことを綴りたいと思っています。現在、36歳。愛妻と子供3人の父であります。
○趣味はビリヤード、ダーツ、神輿、談笑(お酒必要)と結構なインドア。現在、寒河江市商工会青年部部長を務めさせて頂いております。中小企業家同友会に所属させて頂いております。
 

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